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2006年10月15日 (日)

タネイタ コミュニケーション

R0010361b

これは、かのカメラを入院させようと思ったきっかけになった写真です。
これだけ小さくしてしまうと、どこが気に入らないのか?と
思われるかも知れませんが、多少の加工をして目立たなくしております。

まあ、ここではメカっぽいお話をしたかった訳ではないので
詳しい話は割愛しますが、この状況をヨメに説明しようと思ったところ
肝心な部分を説明するのに引っ掛かるところがありました。

最近のカメラにある程度の知識と興味を持った方との会話では
「このカメラのCCDはサイズが小さいのでノイズが多いんだよね」と
話したところで大体のところは通じると思うのですが、
この部分、つまりケミカルなカメラで言うところのフィルムに当たる部分を、
大抵の人が分かる言葉に置き換えるというのは意外に難しいのですね。

うちの父親も最近一眼デジを手に入れて意気揚々としておりますが、
「この部分にゴミが付くと写っちゃうからね」と言うことを
説明するだけでも結構なエネルギーを使います。彼らのせいではありませんが…。
電話の受話器を伝って「?」「?」「?」の波動が送られてくるのが分かります。

その手のネタを扱う情報源を調べてもあまり統一感はないようです。
「撮像素子」 小難しくて喉越しの良い言葉じゃないですよね。
「センサー」 カバーする範囲が広過ぎて、直結しません。
「CCD」 ひと括りでこう呼ぶ方も多いですが、全てではないような…。
結局は、「〜フィルムに当たる部分を〜」などと、説明するのが一番かと…。

今、大好きな写真家先生の本を読んでいて、
その昔の写真のお話しが色々と書かれています。
その中に、カメラを「暗箱」と呼んでいた時代、フィルムにあたるものを
「種板(タネイタ)」と呼んでいた、というくだりがありました。
文字面を見ていると、デジカメの「フィルムにあたる部分」って
まさに「タネイタ」だよなぁと感慨深く思えました。
この言葉がこれから当たり前に使われることはないでしょうけど、
先人の方々の言葉選びのセンスに、ちょっと感動…。

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コメント

おおっ、植田正治御大ですね!
最近、本読んでいないなぁ~。
アラーキーの文庫本2冊と、知り合いの森谷さんというカメラマンの「銘機浪漫」ってのは読みましたけど、あんまり深い本じゃなくって、、、。活字離れが激しいです。

投稿: フルヤン | 2006年10月15日 (日) 午後 11時39分

それと、このサンプル写真、シャドウ部のノイズということですが、結構つらいかんじですか?

投稿: フルヤン | 2006年10月15日 (日) 午後 11時43分

フルヤンさん>

コメント感謝です。

獅子鶏も活字離れがひどいです。
ついに、買い続けていたマンガまでやめてしまいました。
この本はたまたま他の方のブログに載っていて
速攻で購入しました。

深いかどうかは…。

投稿: 獅子鶏 | 2006年10月19日 (木) 午後 08時18分

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